第零句集第5号の櫻井茂之さんの『風ノ燕』、第6号石本美穂さんの『ラウンドアバウト』、第7号の前北麻里子さんの『誕生日』について、
涼野海音さん((「火星」「晨」)のブログで取上げられております。
是非、一度ご覧下さい。
第零句集第5号の櫻井茂之さんの『風ノ燕』、第6号石本美穂さんの『ラウンドアバウト』、第7号の前北麻里子さんの『誕生日』について、
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咲き満ちて風花ほどの落花かなちょっとことばがもたもたしているんで、景が結びにくいんですね。もしかすると、「咲き満ちて」が言い過ぎているのかもしれません。ただ、落花が花吹雪のように散るのではなく、ほんの一、二片、上に舞い上がっていく。それを風花のようだという捉え方は、いい感覚だと思いますね。
入学の子らのおはようまちまちにこの句、よく見ていると思います。季題は「入学」です。小学生でしょうね。先生が門の辺りにいて、皆おはようと言うんだろうけれど、小さい声の子や、大きい声の子、立ち止まって声を張り上げる子やいろいろある。それが様々だ。学校へ入って、しばらく教育されれば、皆大きな声で、「おはようございます。」と言うようになるのだろうけれど、入学式ではまだまだ個性が勝っていて、そういう意味では馴れていない感じがよく出ていると思います。
天空を隠してあまる桜かないっぱいに桜が咲いて、空が見えないということなんだけれど、それを表現するのに、「天空を隠して」というのは、調子が高くていいと思いますね。「天空」 ということば自体、ひじょうに調子の高いことばで、そう言われてみると、桜が堂々たる、大きな桜なんだろうなということがわかってくるし、格が高いですね。ひじょうにいい句だと思いますよ。
お茶漬けに青ぬたそへて急の客「急の客」まで言ってしまうと、言い過ぎかもしれませんね。「お茶漬けに青ぬたそへて出しにけり」とか言うと、「急な客でもあったのでしょうか。」というように、こちらの解釈がそこにくるわけね。それを僕に解釈させてくれないのは、ちょっと困ってしまう。でも、気持ちはね。「何にもありませんけれど。」と言いながら、お茶漬けだけかと思うと、ちゃんと一皿青ぬたがついてきた。こんな時間に来てすいませんでした。と言いながらも、そのお客さんに「ほ、ほう。」という気持ちがあるということだろうと思いますね。
にこやかに花の案内の警邏かなこの句は「警邏かな」という、一時代前の時代がかったことばによって、その警察官の年格好、表情、ちょっと白髪混じりで、相変わらず巡査部長とかで、警部とかになれないお巡りさん。そういう感じがよく出ていて、今日あたり、千鳥が淵には、そういうお巡りさんがたくさんおられましたね。
夏潮稽古会が近づいてまいりました。その前日28日(水)に前夜句会を持ちたいと考えております。前日に福岡入りする方は、ご連絡頂ければ幸いです。