おでん屋にゐるかと見ればをりにけり 児玉和子 白湯吞んで老いにけらしな年送る 一病が二病となりて年の行く 大寺の 欄 に倚り年惜む 街師走舟和にあんこ玉買うて 風待の花筏とぞ申すべき 藤永貴之 雪まみれの犬のごとくに気動車来 稲垣秀俊 年行くや今日一日と生きてきて 山内裕子 何もかものつぺらぼうに年流る 天明さえ
雑詠(2022年4月号)
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おでん屋にゐるかと見ればをりにけり 児玉和子 白湯吞んで老いにけらしな年送る 一病が二病となりて年の行く 大寺の 欄 に倚り年惜む 街師走舟和にあんこ玉買うて 風待の花筏とぞ申すべき 藤永貴之 雪まみれの犬のごとくに気動車来 稲垣秀俊 年行くや今日一日と生きてきて 山内裕子 何もかものつぺらぼうに年流る 天明さえ