「現代かなづかい」原則第一類、第二項。
「旧かなづかい」の「くわ」、「ぐわ」は今後「か」「が」と書く。たとえば「科学」は「くわがく」、「菓子」は「くわし」、「愉快」は「ゆくわい」、「外国」は「ぐわいこく」、「一月」が「いちぐわつ」と書くのが「歴史的仮名遣ひ」のお約束。他にも「観音」は「くわんのん」、「元旦」は「ぐわんたん」の類だ。
近年、さすがに耳にする機会が減ったが、この通りに発音された方を何人か知っている。俳人では亡くなった深川正一郎先生がこうだった。聞くところに依れば、虚子先生にもこの発音の傾向はおありだった由。
方言としては宮崎県を中心に、九州南部。四国中部。島根・鳥取北部。石川、富山、新潟、秋田の一部にも残っている。これらは所謂「字音仮名遣い」にのみ見える現象だから、漢字で書いてしまえば何も判らない訳だが、「仮名」で書くとなると厄介な問題となる。
方言として正しい発音を堅持している人々(本来、外国語ー中国語とともにやってきた文字ー漢字の「音」を、何時までも「正しく」発音し続けた人々)にとっては、「発音通り」の表記であるわけで、むしろ「歴史的仮名遣い」の方が無理が無い訳だが、それ以外の地方の人々(つまりいつの間にか、その漢字の本来の「音」を離れてしまった人々)には知識として知って置く必要が出てきた。
たとえば判り易く、英語の場合などで考えてみると「VIOLIN」と書いて「ヴァイオリン」と読み続けるか、「バイオリン」さらには「バヨリン」と読んでしまうかの違いと言っても良いだろう。
敢えて言えば「バヨリン」こそが「新仮名」派という訳だ。
原則第一類、第三項。
「旧かなづかひ」の「ぢ」、「づ」は今後「じ」、「ず」と書く。ただし(イ)二語の連合によって生じた「ぢ」、「づ」。(ロ)同音の連呼によって生じた「ぢ」、「づ」はもとのままとする。
例示されたのもは、
「藤」は「ふぢ」→「ふじ」。
「恥ぢる」は「はぢる」→「はじる」
「痔」は「ぢ」→「じ」
「地震」は「ぢしん」→「じしん」
「女性」は「ぢよせい」→「じょせい」
「水」は「みづ」→「みず」
いよいよ所謂「四つ仮名」の問題だ。簡単に言ってしまえば、「ぢ」と「じ」、「づ」と「ず」は現在多くの人々が「同じ発音」をしているのだから、「じ」・「ず」だけで賄ってしまえ、という発想による。 (つづく)
日別アーカイブ: 2011年8月13日
小諸 夜盛り会#2(杉原祐之)
7月29日、30日と小諸の「こもろ日盛俳句祭」に参加してまいりました。
30日は「俳諧電車」に乗り、電車吟行を楽しみました。
その様子については後日。
その後4人の俳人によるシンポジウム、懇親会を経て2日目の夜盛り会へ。
この日も某大手居酒屋チェーンに集い、席題で俳句を詠みました。
この晩は行方克巳さんをはじめとし何と19名も集まって頂きました。
不肖幹事の私の準備の悪さから、短冊/紙が足りずに皆様にA4 2枚から
短冊8枚並びに、清記と選句用紙を手ずから用意いただくことになりました。
句会の進行の合間には行方さんの「七色トーク」で盛り上がりました。
昨日はNYから小諸へいらした月野ぽぽなさんが参加してくださいましたが、
この晩は弘前から遥遥来られた宇井十問さんが参加くださいました。
29日の夜は、
参会者19名。
参会者:青木百舌鳥、生駒大祐、井越芳子、宇井十問、小沢薮柑子、大塚次郎、
奥坂まや、河合誠、岸本尚毅、神野紗希、児玉和子、しなだしん、篠崎央子
杉原祐之、行方克巳、野口る理、松枝真理子、矢沢六平、山内洋行、
席題:「医」「英」「岸」「枝豆」「皿」
「プラトン」「聖」「百」「牛蒡」「星」
若手俳人が勢ぞろい、そこにわが「夏潮」の精鋭たちも真っ向から立ち向かいました。
「夏潮」関係者の一人一句をご紹介いたします。
皿の藍透きて真鯒(マゴチ)のなほも白 百舌鳥
駅裏の英語教室日の盛り 薮柑子
海浜医院てふ看板に鳳仙花 和子
ムチのごとごぼうで土を叩く子よ 六平
百均の風鈴軽く割れにけり 祐之
下記のリンクは、夜盛会にも参加くださった しなだしんさんのブログです。
最近、しなださんは渋谷の「深夜句会」にも参加いただいております。
いつも、本井英主宰の後選に沢山入られる方です。
今年第2句集を刊行を予定されているようなので、実に楽しみであります。
http://blogs.yahoo.co.jp/hai_goshichigo/60713656.html
