東京吟行会がありました。寒のどん底。寒いです。目黒自然教育園の池はしっかり氷っておりました。赤い房は、ハンの木の雄花、これから春になるとほぐれて花粉を飛ばします。雌花はちょっと手前の枝にチョコットついています。句会場は、近くの三州会館でした。英
東京吟行会がありました。英
コメントを残す
課題句「七五三」 藤永貴之 付添の祖父母二組七五三 鈴木瑞穂 神官の小走りになり七五三 産土神へ畦の近道七五三 常松ひろし 七五三の祖父母と見えて闊歩して 本井 英 七五三日和となりし海社 馬場紘二 髪置やぽつくりを手におんぶして 天明さえ
降りて来し山を見上ぐる足湯かな 浦木やすし 丸木橋渡れば急な登山道 吊橋で記念撮影登山口 紫陽花や銚子電鉄風の中
凌霄に錨のやうに蕾下がり 園部光代 登山小屋みなくつろげる中に着く 天明さえ 撫でてみせ撫でさせてみせ毛皮売 藤永貴之 吉原の中に踏み入る日の盛り 山内裕子
季題は「登山」で夏。「登山」の傍題には「山登」、「登山宿」、「登山小屋」、「登山杖」、「登山笠」、「登山口」などが登録されている。当該句にはこれらの傍題すら見当たらないが、内容を読んでいくと「登山」をした人物が下山をして「山」を見上げていることが判る。本来「季題」の「言葉そのもの」が一句に詠み込まれるのが、私達の俳句の原則であるが、この句のように内容から「それ」と判る場合も例外的に花鳥諷詠に含まれて良いと思う。青年虚子に「風が吹く仏来給ふけはひあり」の句があり、晩年の虚子は岩波文庫『虚子句集』で、その句を「迎火」の項目下に収めた。
「足湯」がいつの頃からこれほど流行ったのか定かではないが、近年は温泉場の全てに「足湯」があると言っても過言ではない。そんな温泉場に下山してきた登山者が山靴を脱いで、登ってきた山を満足げに「見上げて」いるのである。近年増加の熟年登山者の姿が思い浮かべられた。 (本井英)
華奢な鳥居 本井英
山雀は華奢な鳥居を潜りもす
掌の餌を咥へ山雀低く去る
指を折りながら
居待月 と答へらる
西空にまだ浮いてゐる居待月
秋天下老ゆ悔ゆ報ゆなほ生くる
風の道日の道通す松手入
得心は結局いかず松手入
海面
のふくらみ寄する根釣かな
岸釣の釣り上げたるはネショーベン
「ヤマザキパンアリマス」島は秋の風
替へ玉も喰へて健康秋日和
菊作副理事長を拝命すと
雲梯に大漁旗や運動会
女装したがる年頃の運動会
眼白来て去りぬほかにも来て去れる
水澄むや小鷺の足の黄を沈め
千年の田の千年の稻雀
マンションの顔もちらほら在祭
お十夜の過ぎし日溜り猫あちこち
水底の泥も明るき秋日和