雑詠(2014年7月号)

風花の峠越え来て春祭		児玉和子
爪立ちて涅槃図掛くる老尼かな
板橋は水面すれすれ春の川
遊漁船乗り場浜大根の花

吊革がコツコツあたるパナマ帽		櫻井茂之
川端(カバタ) とは暗く涼しく真鯉ゐる	藤永貴之
集まらぬ子供神輿や秋祭		宮川幸雄
花韮の青は空より賜るか		稲垣秀俊


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