雑詠(2014年2月号)

十六夜や明日まで舟の来ぬ島に		梅岡礼子
音立てぬ波も時折島の秋     
秋潮にさざ波おろし金ほどの
近寄れば二つに分かれ月の島

紅梅や流転は尼となりしより		藤永貴之
秋灯に矢立根付と並べみる		藤森荘吉
大方を捨てられ茸狩終る		天明さえ
御城下を遊弋したる銀やんま		稲垣秀俊

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