雑詠(2013年10月号)

藁塚の影ながくし尾のごとし			藤永貴之
鶴来たる村や軽トラ駆けまはる
干拓の田のひろぐと鶴を待つ
朝寒や人行く方に吾も行く

まつすぐにくちなは苔をすべり行く	山内裕子
蠅虎とわかりて椅子に戻りけり		稲垣秀俊
筒鳥や鎖場一つ越えし時		児玉和子
龍の目のごとく現れ梅雨の月		国分今日古

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