雑詠(2025年6月号)

湿り気の残る大気や梅香る		山内裕子
うとうととしてゐる背中春隣
穏やかに晴れ梅白し空青し
若布刈舟四人がかりで引き上ぐる

取り込みし干し物温し日脚伸ぶ		都築 華
登園もあと幾日よいぬふぐり		原 三佳
漂へる遠き野焼の匂ひかな 		塩川孝治
春水のさらさらさらと御料地を		梅岡礼子

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