空梅雨や空に平たき雲ばかり 梅岡礼子 二十本の包丁研ぎて梅雨晴間 黒塀の外にも洩れて竹落葉 草刈器唸り立てるを宥めつつ 巢箱から蛇いうぜんと木に移り 坂 廣子 夜行列車短夜を抜け到着す 塩川孝治 乾坤の俄に暗み夕立来 岩本桂子 溝浚ふ横を空港バス走る 山内裕子
雑詠(2022年10月号)
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空梅雨や空に平たき雲ばかり 梅岡礼子 二十本の包丁研ぎて梅雨晴間 黒塀の外にも洩れて竹落葉 草刈器唸り立てるを宥めつつ 巢箱から蛇いうぜんと木に移り 坂 廣子 夜行列車短夜を抜け到着す 塩川孝治 乾坤の俄に暗み夕立来 岩本桂子 溝浚ふ横を空港バス走る 山内裕子