雑詠(2022年7月号)

後手に長き梶棒春潮へ		柳沢木菟
上水は再び開渠草青む
タカヒク高低をなぞり一面すみれ草
浜近く潮目や春の相模湾

学食へ挨拶をして卒業子		冨田いづみ
白南風や佐世保駅即佐世保港		藤永貴之
天竜の奥まで春の明るきや		渡辺深雪
鴨引いて鯉のあぎとふばかりなる	山内繭彦

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