半夏生花の組紐垂らしたり 児玉和子 合歓の花ここらが谷戸のどんづまり 谷戸奥の植田の脇の芋の畝 昼顔や軍港巡る船が出る ゆるく飛び浅葱斑蝶は見よとこそ 藤永貴之 買物をしてきたるらし夜釣人 山内裕子 駒鳥や馬鹿尾根のつけから急で 釜田眞吾 昼顔や看板残る文具店 原田淳子
雑詠(2021年10月号)
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半夏生花の組紐垂らしたり 児玉和子 合歓の花ここらが谷戸のどんづまり 谷戸奥の植田の脇の芋の畝 昼顔や軍港巡る船が出る ゆるく飛び浅葱斑蝶は見よとこそ 藤永貴之 買物をしてきたるらし夜釣人 山内裕子 駒鳥や馬鹿尾根のつけから急で 釜田眞吾 昼顔や看板残る文具店 原田淳子