雑詠(2021年2月号)

蜂追ひの紙縒りキラキラ秋日和		矢沢六平
売りに来てそのまま茸談義かな
子等のあと親がつきゆく虫送
東京へ出て行つたきり柿たわわ
鷹匠や食はせる時に鷹を見ず

夫がゐて家あたたかく十三夜		冨田いづみ
甘藷畑に島の全校生徒かな		梅岡礼子
朝礼の正方形を鳥渡る		黒田冥柯
畑とも道ともつかず韮の花		飯田美恵子

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