雑詠(2021年1月号)

残りページ気にしつつ読む良夜かな	馬場紘二 
浮き上がる一面の白蕎麦の花 
クラシックホテルの庭の良夜かな 
お隣につい声掛ける良夜かな 

天の川見に行くバスに乗り込める		飯田美恵子 
背のファスナー開いたままに蟬の殻	小山久米子 
故郷に妻子ある人鯊日和		矢沢六平 
黒松に熊笹赤松に芒			天明さえ

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