平日を子どもと過ごす桜餅 永田泰三 工場の敷地にテニスして長閑 寝ころびて蒲公英ほどの目の高さ 麗らかや電気で走る乗用車 茎立や土手にほまちの畝立てて 山内繭彦 北窓を開けて潮の香波の音 磯田和子 寒冷紗柵に絡げて耕せる 天明さえ 木蓮や物納とする家屋敷 矢沢六平
雑詠(2020年8月号)
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平日を子どもと過ごす桜餅 永田泰三 工場の敷地にテニスして長閑 寝ころびて蒲公英ほどの目の高さ 麗らかや電気で走る乗用車 茎立や土手にほまちの畝立てて 山内繭彦 北窓を開けて潮の香波の音 磯田和子 寒冷紗柵に絡げて耕せる 天明さえ 木蓮や物納とする家屋敷 矢沢六平