雑詠(2019年11月号)

夏燕数をふやして高く低く		山口佳子
満月の光は散らず梅雨最中
手水舎の水のかかれる藪萱草
早々に植田の底にうごくもの
ホームに聞く「希望の轍」梅雨明くる	御厨早苗
百円玉ことりと落ちて胡瓜買ふ		原 昌平
浮かみたる大敷網に夏の雨		原 昇平
瀬戸物を商ひてをり土間涼し		近藤作子

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください