雑詠(2019年7月号)

日盛のはちきれさうな機体かな      前北かおる
たなごころ絹糸草に触れにけり
花火見て戻るビジネスホテルかな
この島に虹の立つまでとどまらむか

賓(マレビト)の現れ野遊に出掛けたる   杉原祐之
仙人掌の雨の中にぞ置かれたる     藤野 澪
春寒や無人の路地に煙草の香      梅岡礼子
磴一歩下れば寒き川の風        山本道子

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