雑詠(2018年11月号)

井戸はまだ生かしてありぬ柿青し         児玉和子
白南風に沼面ゆるゆる押されをる
浜木綿の蕊踊らせて咲けるかな
椿とも薔薇ともほぐれ水中花

河骨や濁れる雨後の水に立ち     江本由紀子
まだ誰も起きてこぬ朝月見草     山内裕子
心地良い疲れ運動会も済み      西岡あやめ
烏瓜の花のむくろの白さかな     天明さえ

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