月別アーカイブ: 2012年4月

【3-3】選句結果~3月31日分題詠でGO!「浅蜊」「竹の秋」

【3-3】選句結果~3月31日分題詠でGO!「浅蜊」「竹の秋」

お待たせいたしました。各位の選句が揃いましたので発表します。

逗子の後選は後日まとめて「汐まねき」に掲載いたしますので、ご覧下さい。

なお、特選句の講評が間に合わなかった方は、適宜コメント欄を使って追記下さい。

また、その他の方も、遅れての選句や、句の講評、諸々の感想については当欄のコメント欄を御使い下さい

(承認制のため、表示までタイムラグがある点ご承知おきください)。

 

選句結果~3月31日お題「浅蜊」「竹の秋」

照子選
狛犬のほのと温くしや竹の秋 明朗
浸されて浅蜊たちまち閉ぢるかな 和子
尻濡らすことも楽しく浅蜊掘る 明朗
良寛の庵へ続く竹の秋 和子
◎砂抜きの浅蜊や今日の株価の上 かおる
昌平選
良寛の庵へ続く竹の秋 和子
狛犬のほのと温くしや竹の秋 明朗
◎手入れする人のあるなし竹の秋 美穂
三河湾の広さに散つて浅蜊掘る 照子
尻濡らすことも楽しく浅蜊掘る 明朗
かおる選
暗がりにこそと浅蜊の動く音 美穂
◎大浅蜊げつぷの如く砂を吐く 祐之
お地蔵に供花新しく竹の秋 昌平
尻濡らすことも楽しく浅蜊掘る 明朗
塔頭に日の射していて竹の秋 美穂
祐之選
狛犬のほのと温くしや竹の秋 明朗
◎別当の裏の山なる竹の秋 昌平
マフラーを二本突き出す浅蜊かな かおる
対岸の久里浜火力浅蜊掻く かおる
塔頭に日の射していて竹の秋 美穂
和子選
狛犬のほのと温くしや竹の秋 明朗
大浅蜊げつぷの如く砂を吐く 祐之
◎手入れする人のあるなし竹の秋 美穂
三河湾の広さに散つて浅蜊掘る 照子
漁師町なりし羽田や浅蜊汁 照子
明朗選
大浅蜊げっぷの如く砂を吐く 祐之
朱宮御所を訪いけり竹の秋 照子
◎御勝手を開きてみれば竹の秋* 祐之
対岸の久里浜火力浅蜊掻く かおる
塔頭に日の射していて竹の秋 美穂
美穂選
良寛の庵へ続く竹の秋 和子
◎狛犬のほのと温くしや竹の秋 明朗
竹秋の寺にもありし船着場 照子
舌噛んで浅蜊の口の半開き かおる
濡れそぼち葉の重なりて竹の秋 昌平
漁師町なりし羽田や浅蜊汁 照子
以下特選句とその評を紹介します。
<照子特選>
◎砂抜きの浅蜊や今日の株価の上 かおる
→娘夫婦は浅蜊のバター焼きが大好物。
休日にはワインと大きなフランスパンを揃えサラダと浅蜊、キッチンの新聞紙の上に浅蜊が置かれている。
<昌平特選>
◎手入れする人のあるなし竹の秋 美穂
竹林を近くから見ているのではなく、いくつかの竹の群生地を距離をもって見ている。過疎の進む山村の景として読んだ。
<かおる特選>
◎大浅蜊げつぷの如く砂を吐く 祐之
→浅蜊が砂を吐くところは見たことがありませんが、「げつぷ」といわれて見ると良くわかりました。思い切って俗な表現にしたところが良いと思いました。
<祐之特選>
◎別当の裏の山なる竹の秋 昌平
→季題は「竹の秋」。「別当」と言う言葉で社寺の様子がすっと浮びます。
その裏山はちゃんと手入がされた竹林なのでしょう。さわさわと竹が散ってゆきます。
省略の効いた佳句と思います。
<和子特選>
◎手入れする人のあるなし竹の秋 美穂
→竹林は放っておくとすぐに荒れて手が付けられなくなるそう。
やがて迎える勢いのある竹の季節を前に、やや荒れ始めた竹林の、精彩を欠いている今の感じがよく出ている。
<明朗特選>
◎御勝手を開きてみれば竹の秋 祐之
→あっさりしたお句だが、今はあまり見ないお勝手口からの竹の秋をさらっと詠んで、春深を感じる。
<美穂特選>
◎狛犬のほのと温くしや竹の秋 明朗
折に触れお参りをする、近所の神社の風景。ある日ふと、狛犬に触れてみた。日を浴びて少し温まっている。
春だなと思って辺りを見れば、竹の葉が茶色くなっている。町中の小さな神社に春の足跡をみつけた。
竹の秋、の淋しい印象が「狛犬」によって薄まって感じられるのが面白いと思った。
以上です。追加のコメントや選句がありましたらコメント欄に書き込みください。

 

【4-2】清記 4月1日分題詠でGO!「桜」「菜種河豚」

【4-2】清記 4月1日分題詠でGO!

4月1日のお題「桜」「菜種河豚」の清記をUPいたします。

各位●句選で、その内1句に◎と簡単な講評(無くても構いませんが、折角なので是非)を御付け下さい。

締め切りは4月3日AM6時でお願いします。

選句の送付方法は、

★下記フォームの活用、

または、メールアドレス:homepage*natsushio.com

へ送付下さい(*を@に変更、スパム対策です)。

 

★選句送付の際には件名に日付と「選句」と俳号を記載 【4月1日選句・祐之】

本文には、選句のほか、俳号と各人のメールアドレスの記載を忘れずにお願いします。

 

★〆切り以降送付頂いたものも順次更新しますので、どうか多くの方にご参加いただきたく。

<清記>4月1日「桜」「菜種河豚」

 

1 – 1 夕桜声明学ぶ僧集ふ
1 – 2 顔ゆがみ切つてをるなる菜種河豚
1 – 3 放られしままに乾びて菜種河豚
1 – 4 菜種河豚ばかりが釣れて島のどか
1 – 5 川桜北岸殊に咲き進み
2 – 1 灯されて色を変へたる桜かな
2 – 2 国有地なりし宿舎の庭桜
2 – 3 韓の国へ向けて夜桜散りにけり
2 – 4 上千本そのまた奥の桜かな
2 – 5 朝桜ロビーに流すモーツァルト
3 – 1 子供らは畏れを知らず菜種河豚
3 – 2 町を見下ろして博士の桜咲く
3 – 3 少女らの見上げてをりぬ朝桜
3 – 4 菜種河豚膨らみながら捨てらるゝ
3 – 5 新しき職場の桜吹雪かな
4 – 1 寺も町も人も桜に見え隠れ
4 – 2 谷埋めし壇林跡や桜散る
4 – 3 市場より海へ放られ菜種河豚
4 – 4 遅かりし桜の開花よく晴れて
4 – 5 食うてみて何事もなし菜種河豚
5 – 1 能古島の桜咲きしと旅便り
5 – 2 昨日来て明日は帰る夕桜
5 – 3 菜種河豚まづ舌に乗せ噛み始む
5 – 4 魚市場ちよろちよろ覗き菜種河豚
5 – 5 酔ひ覚ましながら桜を見てゐたり
6 – 1 誘はれてのぞく朝市菜種河豚
6 – 2 乗り継いで桜の森の満開の下
6 – 3 菜種河豚食ふて蕃勇笑われる
6 – 4 小さき窓より大桜仰がるゝ
6 – 5 ひと筋の潮の隔つる桜かな
7 – 1 煮て食へば跡形もなし菜種河豚
7 – 2 霞たる記憶の中の桜かな
7 – 3 島裏に大遊園地桜さく
7 – 4 夜桜の満ちて嵐に動ぜざる
7 – 5 菜種河豚涼しい顔で生簀中
8 – 1 ぼんぼりを連ね桜の遅れゐる
8 – 2 一木の川面へ映ゆる桜かな
8 – 3 二三輪咲きし桜の愛ほしき
8 – 4 脇腹に眼くろぐろ菜種河豚
8 – 5 コテージの小さき窓の桜かな
投句は、泰三、かおる、照子、明朗、和子、昌平、美穂、祐之

    お名前(俳号) (必須)

    メールアドレス (必須)

    お題

    (いずれも五句。必ずいずれかを選択)

     

    ※なお、管理者が仕事&宴会予定のため、明日朝の更新が遅れる可能性がある点ご承知おきください。

    【4-1】題詠でGO!4月1日お題「桜」「菜種河豚」

    【4-1】題詠でGO!4月1日お題

    いよいよ最終日の夜を迎えました。

    4月1日のお題は

    「桜」「菜種河豚」です。

    参加希望の方は、

    4月2日朝6時までに5句以内で投句下さい。

    清記UP後、選句の締め切りは4月3日朝6時を予定しております。

     

    1.

    投句方法は、下記フォームの活用

      お名前(俳号) (必須)

      メールアドレス (必須)

      お題

      (いずれも五句。必ずいずれかを選択)

      または、メールアドレス:homepage*natsushio.com

      へ送付下さい(*を@に変更、スパム対策です)。

       

      2.

      投句送付の際には件名に日付と投句と俳号を記載  <例:【4月1日分投句・祐之】>

      本文には、俳句のほか、俳号と各人のメールアドレスの記載を忘れずにお願いします。

       

      ※今回は初回と言うことで試行的な実施です。不手際についてはご容赦下さい。是非、一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。

       ※1日ごとの参加で結構です。出来るだけ多くの方のご参加をお待ちしております(例え投句が御一人でも行います)。

      稽古会、今日も快晴。(英)

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      稽古会第四日目。能古島の桜は五分咲き。E組で合流したのは石神主水一家。宙ちゃんは最年少参加となりました。日曜日のアイランドパークは大盛況、参加者の皆さんは島内にちりぢりに吟行に出かけました。稽古会もいよいよあと一日です。

      【2-3】選句結果~3月30日分題詠でGO!「春灯」「亀鳴く」

      【2-3】選句結果~3月30日分題詠でGO!「春灯」「亀鳴く」

      お待たせいたしました。各位の選句が揃いましたので発表します。

      逗子の後選は後日まとめて「汐まねき」に掲載いたしますので、ご覧下さい。

      なお、特選句の講評が間に合わなかった方は、適宜コメント欄を使って追記下さい。

      また、その他の方も、遅れての選句や、句の講評、諸々の感想については当欄のコメント欄を御使い下さい

      (承認制のため、表示までタイムラグがある点ご承知おきください)。

       

      選句結果~3月30日お題「春灯」「亀鳴く」

      照子選
      送別の寄書色紙春灯下 三佳
      春灯下学用品に名付けして 三佳
      ◎振り子振る柱時計や亀鳴ける かおる
      春灯独りに慣れてしまひけり 美穂
      亀鳴くや政争民を置去りに 祐之
       ・
      祐之選
      歳を数えること止めて亀の鳴く 美穂
      春灯下学用品に名付けして 三佳
      振り子振る柱時計や亀鳴ける かおる
      ◎春灯聖杯高く掲げらる 照子
      春灯や厨子のうちなる飛鳥仏 照子
       ・
      かおる選
       亀鳴くや浄瑠璃寺の暮れ時に 美穂
      送別の寄書色紙春灯下 三佳
      春灯下学用品に名付けして 三佳
      川岸に並ぶ遊郭春燈 祐之
      ◎春灯や厨子のうちなる飛鳥仏 照子
      和子選
      雪原に窓を溢るる春灯 かおる
      亀鳴くや日課としたるこのベンチ 三佳
      亀鳴くや浄瑠璃寺の暮れ時に 美穂
      漁りの春の灯のうるむなり かおる
      ◎春灯や厨子のうちなる飛鳥仏 照子
      明朗選
      送別の寄書色紙春灯下 三佳
      亀鳴くやツァラトゥストラ読みをれば 照子
      春灯独りに慣れてしまひけり 美穂
      春灯や厨子のうちなる飛鳥仏 照子
      亀鳴いて生命保険掛け直す 祐之
       ・
      三佳選
      春の灯や迷路めく路地神楽坂 明朗
      対岸の中州のものの春燈し 祐之
      ◎花嫁の俯きがちや春灯 和子
      春灯や厨子のうちなる飛鳥仏 照子
      亀の背に乗りたる亀の鳴いてをり 照子
       ・
      美穂選
      亀鳴くやツァラトゥストラ読みをれば 照子
      振り子振る柱時計や亀鳴ける かおる
      春灯下潮騒を聞く稽古会 明朗
      花嫁の俯きがちや春灯 和子
      ◎漁りの春の灯のうるむなり かおる

      各位の特選句については 以下の通りです。

      <照子特選>
      ◎振り子振る柱時計や亀鳴ける かおる
      →夜の書斎、振り子時計のかすかな音だけ、庭の池で鳴くのは亀だろうか。
      <祐之特選>
      ◎春灯聖杯高く掲げらる 照子
      →季題は「春灯」。艶やかな灯の下に成敗が高く掲げられていた。
      教会の祭壇なんかでしょうか。イースターも近く、気分が春めいてきました。
      <かおる特選>
      ◎春灯や厨子のうちなる飛鳥仏 照子
      →厨子に立てられた灯明とそれに照らされた仏像、そして背後からかぶさる闇とが静かに描かれていて良いと思いました。
      <和子特選>
      ◎春灯や厨子のうちなる飛鳥仏 照子
      →奈良の古寺に伝わる止利仏師作の御仏か。シャープな面差しにやわらかな春灯の陰影がゆれている。
      悠久の時と、めぐりくる春という季節。平和であることを祈ります。
      <三佳特選>
      ◎花嫁の俯きがちや春灯 和子
      →昨今は「婚礼は花嫁が主役、花嫁が主導」という常識が浸透しつつあり、俯きがちな花嫁などを目にすることは稀有かもしれない。
       古き良き時代の結婚式の情景が、「春灯」というおぼろげな、儚げな、そして暖かい季題とともに情況として思い起こされた。
      <美穂特選>
      ◎漁りの春の灯のうるむなり かおる
      →春灯は「どことなく華やいで見える」と歳時記にありますが、春の灯が明るく華やいで見えるのは、寒い冬が終り、だんだん暖かくなってきているのを体で感じ取っていることが、灯の明るさの感じ方にも作用しているから、
      もう一つは大気中の湿度が上がって来ていて、灯が少しぼやけて明るさの届く範囲が広がったように感じられるから、だと思います。
      そんな春灯の風情が出ている句で、「うるむなり」という措辞が良いと思いました。