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句会・吟行会案内(2023年5月)

池 袋
  • 日時/集合 5月3日(水)
  • 吟行地・兼題 蒟蒻植う・鯛網
  • 句会場 Ike・Biz としま産業振興プラザ  03-3980-3131  (19:15締切 7句)
  • 幹事/連絡先 前北かおる
湘南タイドプール  
  • 日時/集合 5月4日(木)  
  • 吟行地・兼題 夫婦池公園、鎌倉山ほか  
  • 句会場 鎌倉教養センター(笛田)  0467-32-1221  (13:30締切 7句)
  • 幹事/連絡先 山口禎子    岩﨑眞理子  
名古屋
  • 日時/集合 5月7日(日)  
  • 吟行地・兼題 愛知牧場
  • 句会場 未定  (14:00締切 10句)
  • 幹事/連絡先 大山みち子  
渋 谷
  • 日時/集合 5月11日(木)    
  • 吟行地・兼題 松蟬、夏めく  新宿御苑の吟行あり。
  • 句会場 リフレッシュ氷川2階多目的室  03-5466-7700  (14:00締切 7句)
  • 幹事/連絡先 櫻井耕一    前田なな  
土 曜
  • 日時/集合 5月13日㈯ 12:00 東京メトロ 千代田線  乃木坂駅1番出口
  • 吟行地・兼題 旧乃木邸~乃木神社~青山墓地~鈴木孝夫先生の墓参
  • 句会場 青山タワービル13階会議室ルームF  (14:45締切 7句)
  • 幹事/連絡先 宮川幸雄  
タイドプール  (初心者対象)
  • 日時/集合 5月18日(木)  13:00  上野駅公園口改札前
  • 吟行地・兼題 上野
  • 句会場 千代田区矢板ビル  03-3255-0471  (15:30締切 5句)
  • 幹事/連絡先 林 美佐子  
湘 南
  • 日時/集合 5月21日(日)  14:00会場
  • 吟行地・兼題 安養院
  • 句会場 鎌倉生涯学習センター  0467-25-2030  (14:30締切 7句)
  • 幹事/連絡先 根岸美紀子    坂 廣子  
東 京
  • 日時/集合 5月24日(水)  
  • 吟行地・兼題 目黒・自然教育園
  • 句会場 下目黒住区センター  目黒区下目黒2-20-19  03-5496-5813   (13:30締切 7句)
  • 幹事/連絡先 田中温子    武居玲子  
福 岡
  • 日時/集合
  • 吟行地・兼題
  • 句会場
  • 幹事/連絡先 藤永貴之  

課題句(2023年4月号)

課題句「チューリップ」      冨田いづみ 選


チューリップローカル線の窓一面    磯田和子
一区画赤に尽くしてチューリップ

チューリップ今日の日差しに開き初む  宮田公子
チューリップ終の姿のしどけなく    児玉和子
チューリップ開いて閉ぢて一日かな   小山久米子
チューリップの首刎ねてあり一ト畑   本井 英

極月の吊広告のハワイかな  山内裕子

 季題は「極月」。陰暦十二月の異称であるが、「十二月」というより、いかにも押し詰まった気分が強い。街の様子や、行き交う人々の表情にも、せかせかした慌ただしさが感じられる。また「吊広告」はほとんどの場合、電車あるいはバスの車内に吊すもの。昔は週刊誌の見出しなどが、ゆらゆら揺れていて、「吊広告」を眺めただけで、世間の「話題」が見えるような気がしたものだが、近年は、あまり見入るような「吊広告」にはお目にかからない。

 さて掲出句は、その「吊広告」に「ハワイ旅行」の案内があったというのである。おそらくは旅行代理店あたりのもので、ワイキキビーチを背景に水着の男女が楽しげに頰笑みあっているものであろうか。「極月」のセカセカした気分とは、全くかけ離れた、「夢のような」、それでいて、一ドル三百六十円の時代のような「憧れ」とは違う現実感をもって人々が見上げるものとしてぶら下がっているのである。世界に誇る経済大国であった時代を過ぎて、すっかり零落してしまった日本の現況を考え合わせるとき、なんとも言いがたい、皮肉な「俳諧」を感じさせてくれる一句となった。(本井 英)

雑詠(2023年4月号)

極月の吊広告のハワイかな      山内裕子
蔦枯れて日を吸ひ込みぬ大谷石
白樺の榾焚いてみせ爐の主
夜半には雪となるらし蕪汁

甲板にひとり残りて冬の月      梅岡礼子
向き合うて六十回目の御慶      牧原 秋
杜父魚の掌めける胸鰭よ       磯田和子
バギーより見上ぐる春の空どんな   信野伸子

主宰近詠(2023年4月号)

襲はれし如くに        本井 英

迎春と左横書き宮の春

坪庭や福藁の香の充ちわたり

福藁や女将は父を知れるひと

いつの頃よりか姉にもお年玉

病める身を励まし寒に入らんとす

寒林を明るく載せて中洲かな

寒梅にぱちつと雨の当たるとき

前栽の茶畝に寒の雨やまず

涸池に降り込む雨のあからさま

冬の雨つひに欅の幹伝ひ


提灯の尻揺れやまず桜鍋

氷上に水の溜まりて景映す

声かはすなく寒林にすれちがひ

水鳥の水尾のめらめら〳〵す 

くづほれて褞袍のやうや枯葎

襲はれし如くに蒲の穂綿散る

身中にひそむ病魔も春を待つ

氷解けて池面ささやきそめにけり

丈とてもなく魁の犬ふぐり

落椿滑川へと水奔り