旧火口底の底まで花芒 波多野美津子 警報の解かれて二百十日かな 新秋や肌になじめる化粧水 息災に齢を重ねて獺祭忌 卓袱台を五台つなげて洗鯉 梅岡礼子 枯れてなほ姿正しきうつぼ草 前田なな 秋冷の川曲(カワワ)に溜る山の砂 児玉和子 定宿の定連客の秋炉かな 町田 良
雑詠(2014年1月号)
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旧火口底の底まで花芒 波多野美津子 警報の解かれて二百十日かな 新秋や肌になじめる化粧水 息災に齢を重ねて獺祭忌 卓袱台を五台つなげて洗鯉 梅岡礼子 枯れてなほ姿正しきうつぼ草 前田なな 秋冷の川曲(カワワ)に溜る山の砂 児玉和子 定宿の定連客の秋炉かな 町田 良