1月ももう終わりですね。新年会で多くの人に会えますことを楽しみにしている泰三です。皆様はいかがお過ごしですか。
季題は、鶏頭で秋。花の色形が鶏冠に似ているためつけられた名前である。虚子編歳時記には、
人の如鶏頭立てり二三本 普羅
の句があるが、頭でっかちな花で、なるほど人の様にも見える。
この句は、鶏頭がロシア婦人のようだ、しかもロシア婦人のように大柄だと見立てる。ビロード状の花びらはいかにもロシア婦人が着ていそうな服に見える。そして鶏頭のすっくと伸び咲く様は大柄というに相応しい。鶏頭がウォトカを呑んでも酔っぱらいもしない、そんな花に見えてきた。