【4-3】選句結果~4月1日分題詠でGO!「桜」「菜種河豚」
お待たせいたしました。各位の選句が揃いましたので発表します。
逗子の後選は後日まとめて「汐まねき」に掲載いたしますので、ご覧下さい。
なお、選句や特選句の講評が間に合わなかった方は、適宜コメント欄を使って追記下さい。
また、その他の方も、遅れての選句や、句の講評、諸々の感想については当欄のコメント欄を御使い下さい
(承認制のため、表示までタイムラグがある点ご承知おきください)。
選句結果~4月1日お題「桜」「菜種河豚」
◎菜種河豚ばかりが釣れて島のどか 泰三
→初めての季題でした。認識してそれと見たことも
ありません。こんな感じかなと。
◎昨日来て明日は帰る夕桜 かおる
→季題は「夕桜」。二泊三日の旅であったのでしょう。二日目の行程もほぼ終りとなり明日は午前中遊んで帰るのみとなりました。
心地よい疲れと昂揚感を「夕桜」で表すことができました。
ちょっと理屈っぽいかもしれませんが。心の弾みが現れた佳句だと思います。
◎新しき職場の桜吹雪かな 祐之
→特選句は様々な職場や学校で新人が期待に胸膨らませている今の季節に相応しい明るい句で季題の桜吹雪にちょっとうるっとしました。
・
<かおる特選>
◎新しき職場の桜吹雪かな 祐之
→病院、学校、工場、そういった敷地の広い職場だと思います。期待と不安とが表現できていると思いました。
・
<和子特選>
◎ぼんぼりを連ね桜の遅れゐる 照子
→今年はいつまでも寒く、我が家近くの川沿いの桜並木もまさにこのとおり。
ぼんぼりは毎年決まった時期に、桜の遅速にかかわらず吊られるのであろう。
今春の桜の様子がよくわかる一句。
・
<美穂特選>
◎遅かりし桜の開花よく晴れて 明朗
→まだかな、まだかな、と待っていた桜がやっと咲いた。その日の天気は快晴。いつにもましてよく晴れているように思えるのは、桜が咲いた嬉しさから。「待っていた」、と言わずに「遅かった」言うことでかえって待ちかねた気持ちが良く伝わってくる。
〆