雑詠(2011年11月号)

透明な水へ金魚を放ちけり		高瀬竟二
老いたるか骨がぎくしやくして裸
腕時計ちらと見サングラスの女
凌霄の風にうるさき花の数

昼寝して三途の川の辺まで 馬場紘二 天井に見覚えのなき昼寝覚 宮川幸雄 航跡を残さずに行くヨットかな 梅岡礼子 水中花電話鳴りをり取らずをり 永田泰三

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