伝へばや二人の桜咲き初むと 牧野伴枝 手作りのマスク姉より文添へて 後退りしつゝ初花確かむる 花の句を遺愛のペンで清書する 両腕で鎖を抱へ半仙戯 藤森荘吉 春障子内より声の洩れて来し 山内裕子 木曽川に机を洗ひ卒業す 近藤作子 その中に陰とぢこめて雲の峰 藤野 澪
雑詠(2020年7月号)
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伝へばや二人の桜咲き初むと 牧野伴枝 手作りのマスク姉より文添へて 後退りしつゝ初花確かむる 花の句を遺愛のペンで清書する 両腕で鎖を抱へ半仙戯 藤森荘吉 春障子内より声の洩れて来し 山内裕子 木曽川に机を洗ひ卒業す 近藤作子 その中に陰とぢこめて雲の峰 藤野 澪