雑詠(2020年1月号)

生きて別れ死して別れて葉月なる		児玉和子
駒草の茎の細さの揺れどほし
駒草の濃きも淡きも一ト株に
やんま翔びゆく岩菖蒲すれすれに
お参りの車が触れて萩の花

寒鯉の井桁崩しに重なりて			山口照男
芋虫の縮みて太き箸の先			辻 梓渕
ミュージアムショップにもハロウィンの飾り	冨田いづみ
餅花や萌したる芽もありながら			藤永貴之

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