からまつて落ちゆく泥鰌放生会 矢沢六平 蟷螂の猛り続けて転げけり 夕月や蔵の框に猫の皿 鈴虫のながく鳴き止む夜更かな コスモスやダム湖へ続くダンプ道 甘蔗畑の先に不意に崖 小沢藪柑子 日没りてなほもしづれる雪のある 藤永貴之 俳壇の遠くにありて初句会 前北かおる 忘れたる頃にずどんと威銃 井上 基
雑詠(2019年1月号)
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からまつて落ちゆく泥鰌放生会 矢沢六平 蟷螂の猛り続けて転げけり 夕月や蔵の框に猫の皿 鈴虫のながく鳴き止む夜更かな コスモスやダム湖へ続くダンプ道 甘蔗畑の先に不意に崖 小沢藪柑子 日没りてなほもしづれる雪のある 藤永貴之 俳壇の遠くにありて初句会 前北かおる 忘れたる頃にずどんと威銃 井上 基