工場を定時に上り田を植うる 祐之 (泰三)

 一気に寒くなりました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

  季題は田植。兼業農家の暮らしの一こま。定時は5時か5時半ぐらいか、初夏の空はまだまだ明るい。工場には残業している人もいるんだろうが、この人は定時に上がり、そして先祖伝来の田を植える。田んぼも工場の直ぐ近くにあるんだろう。そういえば、工場は田んぼに囲まれている。そんな景色と暮らしが見える句だ。

工場を定時に上り田を植うる 祐之 (泰三)」への2件のフィードバック

  1. taizo 投稿作成者
    私は貴兄のことを、陰ながら夏潮のスラッガーと呼んでおります。貴兄の句は、ホームランか三振のどちらか。何とも潔い句風ですな。
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