磯竃子どもの出たり入つたり 藤永貴之 別荘と見ゆる新宅猫柳 春潮に舫はれしごと志賀島 舟着いて舟残りたる暮春かな
厠より無花果に手の届きさう 浦木やすし 山眠る横須賀線のすぐそばに 井上 基 古狐泣く子に化けて去つてゆく 藤森荘吉 背中から抱きかぶさりて花の下 前北かおる
雑詠(2012年4月号)
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磯竃子どもの出たり入つたり 藤永貴之 別荘と見ゆる新宅猫柳 春潮に舫はれしごと志賀島 舟着いて舟残りたる暮春かな
厠より無花果に手の届きさう 浦木やすし 山眠る横須賀線のすぐそばに 井上 基 古狐泣く子に化けて去つてゆく 藤森荘吉 背中から抱きかぶさりて花の下 前北かおる