山笑ふかなし山てふ名を持ちて 好子 (泰三)

 暑さにへばってしまいそうな泰三です。皆様はいかがお過ごしですか。

 季題は、「山笑ふ」で春。冬の間、眠っていた山が目を覚まし、笑うのである。

   「かなし山」という山がある。由来は分からないが、悲しいことがあったのだろうか。その山が名前に反して笑っている。名前なんて、人間が勝手につけたもの。自然には、人の営みなんて関係ない大きな流れがある。この句を読んでそんな気持ちになった。

 

山笑ふかなし山てふ名を持ちて 好子 (泰三)」への2件のフィードバック

  1. GO!LEAFS!GO!
    鑑賞文が見られて嬉しいのですが、どなたの御句かをお知らせ頂けないでしょうか。
    返信

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