向日葵のシャワーヘッドのごとく垂る 麻里子 (泰三)

    もう間もなくの冬休みが待ちどうしくて仕方が無い泰三です。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

    季題は、向日葵。ぎらぎらとした太陽のもと、元気に咲いている夏を代表する花である。しかしこの句は、枯れかけて俯いている状態。その様がシャワーヘッドのようだと述べる。大きな向日葵なのであろう、背丈も人間がシャワーを浴びるにちょうど良い高さだ。そして何より、枯れかけのシワシワの花びらが水雫のようにも見える。 私は、外国のホテルなどのゴツゴツした不恰好なシャワーヘッドを思い浮かべた。 見たまま、感じたままを十七文字にまとめた、作者の屈託のない人柄が表れてる気持ちの良い句である。

向日葵のシャワーヘッドのごとく垂る 麻里子 (泰三)」への2件のフィードバック

  1. 麻里子
    俳句、取り上げてくださって、ありがとうございます。ツイッター見ていて気がつきました。 お先に冬休み中、というか 毎日が長い夏休み中の作者です。 自分の見た事物が、そのままひとさまに伝わっていることに驚きです。この向日葵は、夫の実家の家庭菜園の傍らに まるで木のように1本根付いており、毎年毎年巨大な花を咲かせます。 ぜひ来年の夏、となり駅まで野菜を収穫しがてら、見に行きましょう。
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  2. taizo 投稿作成者
    ぜひ見に行きましょう。そして向日葵の種も収穫しつまみといたしましょう。
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