もう間もなくの冬休みが待ちどうしくて仕方が無い泰三です。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
季題は、向日葵。ぎらぎらとした太陽のもと、元気に咲いている夏を代表する花である。しかしこの句は、枯れかけて俯いている状態。その様がシャワーヘッドのようだと述べる。大きな向日葵なのであろう、背丈も人間がシャワーを浴びるにちょうど良い高さだ。そして何より、枯れかけのシワシワの花びらが水雫のようにも見える。 私は、外国のホテルなどのゴツゴツした不恰好なシャワーヘッドを思い浮かべた。 見たまま、感じたままを十七文字にまとめた、作者の屈託のない人柄が表れてる気持ちの良い句である。