どの岩も梅雨の重みをまとひけり  茂之 (泰三)

 クリスマスの諸々の準備に忙殺されている泰三です。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 季題は「梅雨」。じめじめして何とも厭な季節である。私は、「好きな季節は梅雨ですね」などと言う人に出会ったことがない。この句の作者も梅雨が苦手。あの時期は、雨だけでなく、空気事態がべとべと体にからみついてくる様で、世界全体を「重い」と感じている。この句の景はどこかの石庭であろうか。岩がごろごろしている。そしてその岩それぞれが、「梅雨の重み」というべきものもを纏っている。

句の背後には「抱く吾子も梅雨の重みと言ふべしや 龍太」があろう。先達が作った表現を使って新たな俳句を作ってゆく楽しみ。「学ぶ」は「真似ぶ(まねぶ)」。私も良い表現はどんどん真似てゆきたい。

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