月別アーカイブ: 2012年8月

主宰近詠(2012年7月号)


雨の重さの        本井英

からたちの咲いて女子寮男子寮

門灯に辞すや枳殻香るなか

石鹸玉無風といへど流れけり

潮干帰りの夕照の高架駅

閘門に松の花粉の黄一線




タクシーの仮眠してをる花の道

花筏光琳水をさかのぼり

雨吸うて雨の重さの八重桜

木苺の花やアイロンかけたくなる

代掻くや今年も同じ峰映し




白河以北一山百文と聞けば

百文の山々笑ふにはいまだ

斑雪嶺は飯豊と聞けばあくがるる

坂下(バンゲ)とは(ハケ)の転とぞ風光る

ここにまた仮設住宅花の冷

覗き込む雛の鏡に映らんと



犬筥の金のてらりと春灯下

尺蠖は尺蠖こげん小さくとも

大桜蘂もあらかたふりはらひ

掲げつつ青木の花ぞ貧しかる

橋あれば橋に佇み春惜しむ

豊岡句会

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豊岡の誌友の方々と朝からご一緒に吟行を楽しみました。城崎の温泉街を散策してから日和山海岸へ。素敵なテラスでの昼食後、俳句会。さらに玄武洞を一見してコウノトリの里で、二回目の句会。突然の夕立の中を城崎まで帰りました。豊岡の皆さんの俳句は京極杞陽先生直伝の写生句、嫌みの無い爽やかな句が多うございました。明日は和田山に句会場を移します。英

城崎まで

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城崎まで来ました。途中、三方五湖で遊覧船に乗ったり、天然鰻を食ったり、のんびりしていました。昨日の浜名湖でも鰻食ったので、まるで斉藤茂吉状態です。明日は豊岡の誌友の皆さんと一日、吟行会をします。英