課題句「卯浪」 木下典子 選 一線に寄する卯波を見て飽かず 鳥山一枝 たたみ来る卯波に力ありにけり 島の灯の点り初めたる卯月波 山口佳子 纜の解かれぬ日の卯波かな 原 昇平 卯波一望整列の校庭に 梅岡礼子 舵ぐつと切りて卯波の沖へ出る 冨田いづみ
課題句(2015年5月号)
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課題句「卯浪」 木下典子 選 一線に寄する卯波を見て飽かず 鳥山一枝 たたみ来る卯波に力ありにけり 島の灯の点り初めたる卯月波 山口佳子 纜の解かれぬ日の卯波かな 原 昇平 卯波一望整列の校庭に 梅岡礼子 舵ぐつと切りて卯波の沖へ出る 冨田いづみ
課題句 「虚子忌」 宮川幸雄 選 虚子の忌や父の遺せし虚子全集 前田なな 小諸百句書架に新たに虚子忌かな 娘とは父が大事で虚子忌かな 樋口いづみ 立子碑に供花新しき虚子忌かな 木野内安紀子 虚子忌なり「網之段」など低吟す 児玉和子 口遊む鞍馬天狗や椿寿の忌 本井 英
課題句「ミモザの花」 田尻くがを 選 花ミモザきりんの首の伸びてきて 山内裕子 どこかしらいつも揺れゐてミモザ黄に 何時も見て通る石塀花ミモザ 津田伊紀子 花ミモザもぞもぞ風に蠢ける 三上朋子 三色旗揺るゝメゾンの花ミモザ 柳沢木莬 花ミモザ鱗の屋根に風見鶏 児玉和子
課題句「公魚」 矢沢六平 選 相寄りて公魚釣りの二人かな 武居玲子 公魚の真珠光りの釣果かな 前田なな お互ひに公魚釣りの背を向けて 磯田和子 公魚の絵筆で描きし目玉かな 原昇平 少しづつ離れ公魚釣つてをり 永田泰三
課題句「スキー」 町田 良 選 ボーゲンに子の板挟み子を支へ 磯田和子 ゲレンデの灯火尾根より続きたる 際やかな彼のスキーに遅れまじ 新雪にスキー浮かせて滑り来る 天明さえ のび上がりたるスキーヤー大空へ 青木百舌鳥 スキー楽し振子になつたつもりにて 本井 英 スキー行みなザイラーに憧れて 清水明朗