投稿者「管理人」のアーカイブ

課題句(2015年5月号)

課題句「卯浪」 木下典子 選

一線に寄する卯波を見て飽かず    鳥山一枝
たたみ来る卯波に力ありにけり

島の灯の点り初めたる卯月波    山口佳子
纜の解かれぬ日の卯波かな     原 昇平
卯波一望整列の校庭に       梅岡礼子
舵ぐつと切りて卯波の沖へ出る   冨田いづみ

課題句(2015年4月号)

課題句 「虚子忌」 宮川幸雄 選

虚子の忌や父の遺せし虚子全集    前田なな
小諸百句書架に新たに虚子忌かな

娘とは父が大事で虚子忌かな     樋口いづみ
立子碑に供花新しき虚子忌かな    木野内安紀子
虚子忌なり「網之段」など低吟す   児玉和子
口遊む鞍馬天狗や椿寿の忌      本井 英

課題句(2015年3月号)

課題句「ミモザの花」    田尻くがを 選

花ミモザきりんの首の伸びてきて   山内裕子
どこかしらいつも揺れゐてミモザ黄に

何時も見て通る石塀花ミモザ     津田伊紀子
花ミモザもぞもぞ風に蠢ける     三上朋子
三色旗揺るゝメゾンの花ミモザ    柳沢木莬
花ミモザ鱗の屋根に風見鶏      児玉和子

課題句(2015年2月号)

課題句「公魚」    矢沢六平 選

相寄りて公魚釣りの二人かな    武居玲子
公魚の真珠光りの釣果かな     前田なな
お互ひに公魚釣りの背を向けて   磯田和子
公魚の絵筆で描きし目玉かな    原昇平
少しづつ離れ公魚釣つてをり    永田泰三

課題句(2015年1月号)

課題句「スキー」            町田 良 選                                    

ボーゲンに子の板挟み子を支へ     磯田和子
ゲレンデの灯火尾根より続きたる
際やかな彼のスキーに遅れまじ

新雪にスキー浮かせて滑り来る     天明さえ
のび上がりたるスキーヤー大空へ    青木百舌鳥
スキー楽し振子になつたつもりにて   本井 英
スキー行みなザイラーに憧れて     清水明朗