スカートをひらりと返し蚊を打てる かおる (泰三)

 行事の秋がやってまいりました。我々教員はほとほと疲れ果てる季節ですが、皆様はいかがお過ごしですか。

 季題は、蚊で夏。なじみ深い昆虫である。刺されても痒くならなければ少々の血ぐらい分けてあげてもよいのになどと思っているのだが、射されると誠に痒い。

 この句は、女性が蚊を打っているところ。本人は、極めて真剣なのだが、端から見ていたら、ひらりとスカートが翻り、あたかも踊っているようにも見える。普段おしとやかでゆったりとした女性なのだろう。そんな女性が見せた意外な一面といった感じで面白い。

 

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