雑詠(2015年1月号)

ゆるやかに科をつくりて独楽止る              藤永貴之
宗像の今何もせぬ冬田かな
雪雲のかたちともなくひろごれる
寒の水湧けるところに柄杓伸べ

噴水のさざ波及ぶ氷かな        前北かおる
秋水に石あれば現れ水の皺       根岸美紀子
この棒にこだはる蜻蛉風やさし     小山久米子
駒草の葉の白緑(ビャクロク)に露の銀  児玉和子



.