雑詠(2012年5月号)

遅参詫びつゝ著ぶくれを解いてゆく	櫻井茂之
門松を立てて無人の漁協かな
初雪や向かうのビルの窓に顔
時雨るゝや山より里を見れば虹
都府楼址平らかにして夕時雨

池橋の一つは土橋実南天 児玉和子 庭滝やまことしやかに腥く 藤永貴之 スケートのコーナリングの大人びて 矢沢六平 滑りゆく艀も冬の灯かな 田中 香
 
					

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