夏潮について

『夏潮』(主宰:本井英)は、2007年8月に創刊された、「ひたすら虚子を求め、さらに虚子の求めた彼方を探る」月刊の俳句雑誌です。 紹介に代えて主宰の言葉から:

「俳句は、まず楽しいものだと考えています。俳句会や吟行で「季題」と出合い、それらを敬し、賛美するとき。造化の大きな運行に身を任せつつ十七音に心を委ねるとき。そして句仲間の最初の読者として、その作品にふれるとき。」(平成19年8月創刊号『発刊にあたって』)
「出会うことのなかった大虚子に憧れて、ひたすら虚子を求め、さらに虚子の求めた彼方を探る。これが私の俳句への姿勢、「夏潮」 の立場です。これからも、そのための誌面作り、活動を目指します。誌友諸兄姉におかれましても、ぜひ私と手を携えて「虚子世界への旅」へ踏み出されんこと を切望いたします。」(平成20年8月号『第二巻のはじめに』)
「俳句は決して「競う」ための器ではありません。一人一人が与えられた「生」をより充実して生きていくための器、いや伴侶という 方がふさわしいでしょう。 … 虚子没後五十年を過ぎた今、真摯で愛情に富んだ虚子研究が待望されています。「研究」などと大袈裟にいわなくても、静かにしかし情熱的に「虚子の世界」を 慕う集団として、ご一緒に研鑽を重ねようではありませんか。」(平成22年8月号『第四巻のはじめに』)