ふと夫のゐる気配あり初鏡 根岸美紀子 迎春とある本殿を遠拝み 寒晴や機影は銀に光りつつ 翡翠に出会ひしことも女正月 目白どち仲間増やして戻り来し 永田泰三 餅花に残れる指の形かな 原 昇平 寒雀咥へし猫の横切れる 坂 廣子 川に沿ひ線路に沿ひて福詣 近藤作子
雑詠(2017年5月)
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ふと夫のゐる気配あり初鏡 根岸美紀子 迎春とある本殿を遠拝み 寒晴や機影は銀に光りつつ 翡翠に出会ひしことも女正月 目白どち仲間増やして戻り来し 永田泰三 餅花に残れる指の形かな 原 昇平 寒雀咥へし猫の横切れる 坂 廣子 川に沿ひ線路に沿ひて福詣 近藤作子