【小諸日盛り俳句祭 高原列車吟行】
7月30日(土)今回の日盛り俳句祭から登場した「高原列車吟行」に参考しました。
記念すべき第一号に乗車しました。その模様をご紹介します。
前日の「夜盛会」の影響で二日酔い気味の状態で、小諸の町の坂を下り小諸駅待合室
9時15分に集合、受付。
参加名札を見せて改札口を通過できました。
小諸駅9時38分発で野辺山駅まで行って折り返してくるルート。
40人の参加者+スタッフ俳人は 奥坂まやさんと行方克巳さん。
40人の句会なので、他の通常の句会25人と比べて大分多く感じます。
そのうち「夏潮」勢は15名程度。さすが「鉄道の夏潮」!?です。
お手伝いとして、小諸の小山さんと、本井先生の奥様ほかも乗車。
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの学生新聞記者さんも同乗。
皆さんホームでおおはしゃぎ。本井先生の見送りを受け予定通り9時38分に小諸駅を出発。
車輌の座席にテーブルを取り付けてあり、一部の人には画板が配られました。
(乗込むのが遅れた私は、トイレの前のロングシートで画板を抱えていました)
道中は遠足気分で、沿線の田園風景、高原風景、万緑にそれぞれ右往左往しながら句作。
奥坂まやさんがじっと車輌の前方を凝視して句を読み続けていたのが印象的でした。
さて、往路は時間調整は余りなく、野辺山駅には11時過ぎに到着。
ここで1時間余り吟行、昼食時間。
私は、5分ほど離れた場所にある中華料理屋へ。
付近を今朝獲れ立てのレタスを満載したトラックが頻繁に行き帰っていました。
投句〆切は復路乗車時、5句。投句場所は投句籠を背負った小山さんを探さなければなりません。
帰りの鉄路で句会。
酔ってしまうことを心配していましたが、丁度短冊を配りきった段階で電車が
1時間30分ばかし停車。その間に清記と選句を済ませることが出来ました。
披講及びスタッフ俳人による講評(ここも、他の句会とやり方が変っていました)は移動する車中で。
お二人の軽妙なやり取りに場は盛り上がっていました。
電車は15時過ぎに小諸駅入線。句会が終り解散したのは15時15分頃でした。
なお、句会の成果ですが、さすが「鉄道の夏潮」と呼ばれることだけあり、
★行方克巳特選
盆花も大豆も一つ畑かな 児玉和子
★奥坂まや特選
一ト雨に青田の密度増しにけり 杉原祐之
を初め、「夏潮」勢大活躍でありました。
今回の「高原列車吟行」に関しては、5月末に行ったテストが効果的であったと思います。
準備に携わった皆様、本当に有難うございました。
ぜひ、皆様次年度以降チャンスがあれば乗車してみてください。
〆